BigQuery
BigQuery は、GCP提供の高性能なデータウェアハウスで、大規模なデータ分析に適しています。AIRISとBigQueryを連携することで、さまざまなデータソースを統合し、包括的な顧客インサイトの基盤を構築できます。
BigQueryをAIRISアカウントと連携 すると、AIRISのデータをBigQueryにエクスポート して、より高度な分析やレポート作成が可能になります。
BigQueryをAIRISと連携する
統合を有効にするには、以下の操作を行います。
1.BigQueryのデータセットとサービスアカウントを作成する
AIRISとBigQueryを連携するには、適切な権限を持つデータセットとサービスアカウントが必要です。以下の設定を行います。
- BigQueryでデータセットを作成 します。
- Googleクラウドでサービスアカウントを作成 します。プロジェクトレベルで [BigQueryユーザー] のロールを付与します。
- サービスアカウントの新しいキーを作成 し、JSON 形式で秘密鍵をダウンロードします。
- BigQueryコンソールに戻り、サービスアカウントにデータセットへのアクセス権限 を付与します。該当データセットに対して、サービスアカウントに以下のロールを割り当てます。
- BigQueryデータ編集者
- BigQueryデータ閲覧者
ヒント:AIRISとの連携時におけるパフォーマンスとデータの可用性を最大限に高めるため、BigQueryデータセットのロケーションには [マルチリージョン] の選択を推奨します。
2.Appierコンソールでコネクションを追加する
Appierのエンタープライズコンソールで、[共通設定] → [パートナー統合] を開き、[BigQuery] →[+ BigQueryと連携] をクリックします。

コネクション名(わかりやすい名前)とBigQueryのアカウント情報を入力し、[連携] をクリックします。
- データセットID:BigQueryのコンソールからコピーしたID。
- サービスアカウントのキー:ダウンロードしたアカウントキー。

注:BigQueryのデータをAIRISに取り込む方法については、BigQuery (AIRIS) を参照してください。
BigQueryへデータをエクスポートする
AIRISからBigQueryにアクティビティーレポートをエクスポートする方法は、以下の通りです。
- アクティビティーレポート の [エクスポート] を手動でクリックして、1回限りのエクスポートを実行します。
- スケジュールバッチ を作成して、アクティビティーレポートを定期的に自動的にエクスポートします。
エクスポートに関する注意事項
- 大規模なエクスポートは、500 万レコード単位でバッチ処理されます。処理が進むと、バッチが順次BigQueryに表示されます。
- すべての項目は 文字列(string) としてエクスポートされます。他のデータ型に変換するには、BigQueryのドキュメント を参照してください。
- エクスポートされたBigQueryテーブルの命名規則は、以下のとおりです。
エクスポート方法 | BigQueryテーブル名 | 例 |
---|---|---|
スケジュールバッチ | バッチ名 + テーブル作成時のUnixタイムスタンプ | "daily_customer_activity_1753276245" |
手動エクスポート(レポートページから) | アクティビティーレポート名 | "campaign_customer_report" |
トラブルシューティング
アクセスが拒否されました(エラー403)
このエラーは、エクスポート時に最もよく発生するもので、サービスアカウントに必要なBigQuery権限が不足している場合に発生します。以下の権限が正しく設定されていることを確認してください。
- プロジェクトレベルでの BigQueryユーザーロール
- 該当データセットに対する [BigQueryデータ閲覧者] および [BigQueryデータ編集者] の権限
Updated 1 day ago