上級ノード

概要

上級ノードを活用すると、外部APIやサービスと連携し、ジャーニー内でより高度な機能を実装できます。


Webhookノード

Webhookは、特定のイベントが発生した際に、一方のサービスから他方へ自動で送信されるHTTPリクエストです。Webhookを活用することで、外部APIやサービスと連携し、ジャーニーの次のステップをより最適化し、パーソナライズできます。

ユーザーがWebhookノードに到達すると、外部サービスへHTTPリクエストが送信され、取得したデータをリアルタイムで活用できます。これにより、以下のような活用が可能です。

  • 天気などの位置情報を基にしたデータ取得
  • 顧客プロフィール情報の取得
  • 在庫状況の確認

Webhookノードを作成するには、ノード間またはノードの後に表示される [+] アイコンをクリックし、[上級] → [Webhook] をクリックします。

追加したノードをクリックすると、設定パネルが開き、以下の項目を設定できます。

名前必須説明
ノード名必須ノード名を入力します。「クーポン送信」
ターゲットURL必須APIエンドポイントのURLを入力します。https://www.example.com/coupon_endpoint
HTTPメソッド必須ドロップダウンからHTTPメソッドを選択します。GET
QPS任意送信する最大クエリ数を入力します。10
バッチリクエストの有効化バッチサイズバッチ最小間隔任意複数のAPIリクエストを1つのバッチリクエストとしてまとめて送信します。バッチリクエストの有効化:「true」を入力すると有効になります。バッチサイズ:一度にバッチ処理するリクエストの最大数を入力します。バッチ最小間隔:バッチリクエストを送信する最小間隔(ミリ秒単位)を指定します。バッチリクエスト設定
HTTPヘッダー任意必要なHTTPヘッダーを入力します。{"Authorization": "Bearer TOKEN"}
コンテンツタイプ任意リクエストのコンテンツタイプを指定します。application/json
リクエスト本文任意リクエスト本文の内容を入力します。動的属性には {{ }} を使用できます。{"membership_email":"{{email}}"}
応答フィールドのマッピング任意Webhookの応答フィールドを条件分岐や動的コンテンツとして利用できるようマッピングします。{"coupon.code": "coupon_code", "coupon.discount_pct": "discount"}

Webhookの設定が完了すると、以下のことが可能になります。

Webhookの応答に基づく条件設定

[応答を確認] を選択すると、Webhookの応答を基にした条件分岐(シナリオ)を作成できます。各シナリオでは、Webhookの応答に基づいて1つ以上の条件を追加できます。

各シナリオで、[一致] の設定を行い、ユーザーがすべての条件を満たす必要があるのか、いずれかの条件を満たせばよいのかを選択します。

各シナリオ内で、次の項目を設定します。

  1. フィールド名:Webhookの応答内のフィールド名を入力します。
  2. データ型:フィールドのデータ型を選択します。
  3. 演算子:フィールドの値を評価するための演算子を選択します。
  4. 値:比較対象の値を入力します。

設定が完了したら、[保存] をクリックします。

Webhookのフィールドを活用した動的コンテンツの挿入

以下の表の構文を使用して、キャンペーンに動的コンテンツを挿入できます。構文は、キャンペーンチャネルによって異なります。

キャンペーンチャネル動的コンテンツの構文
ウェブプッシュ通知、アプリプッシュ通知、メール、SMS、アプリ内メッセージ、サイト内接客{{ctx_<WEBHOOK_RESPONSE_FIELD_NAME>}}``<WEBHOOK_RESPONSE_FIELD_NAME> には、応答フィールドマッピングで指定した値を入力します。動的コンテンツ
WebChat、WhatsApp、Zalo、Viber{{extra_params_<WEBHOOK_RESPONSE_FIELD_NAME>}} <WEBHOOK_RESPONSE_FIELD_NAME> には、応答フィールドマッピングで指定した値を入力します。動的コンテンツ